TONEの1/4スタンダードラチェットTRH20は工具箱に入れておきたい

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TONE TRH20ラチェットハンドル

トネの工具が好きです。

日本の工具といえばKTCみたいな風潮ってありますが、実はTONEも引けを取らない…というかKTCと同じくらい品質の良い工具メーカーです。

近年は小型でオシャレな工具も増えてきており、新しいことに挑戦したりしているところも好印象。

そんなトネの基本に忠実なシブイチラチェットハンドル「TRH20」について書いていきます。

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トネ製ラチェット(シブイチ)TRH20の紹介

というわけで、まずは実物写真から。

TONE TRH20
極めて標準的な外見

THE・スタンダードなラチェットハンドルって感じですね。

小判型のホールド機構を備えたヘッドにプッシュリリースボタン、金属グリップ。

一般的な工具セットに入っているラチェットはこれが多いです。

実はグリップにちょっと傷が入ってるんですけど、それも写真だと分からないですね。メッキの仕上げもきれい。

スイベルヘッドやフレキシブルラチェットみたいな派手さはありませんが、一つは持っておきたい工具ですね。

では次の項目から各種実測データを載せていきます。

TRH20の重さやヘッド部などの各種実測データ

小判型ヘッド部の厚さは13.1mm(実測値)

まずはシブイチツールで個人的に一番重視しているヘッド部の厚さから。

ヘッド部13.1mm
後発品に比べると厚い

実測値は13.1mmでした。メーカーの公称値が見当たらなかったのですが、そこまで派手にズレていることはないと思います。ノギスは安物ですが…。

後発の小判型ヘッドは10mm以下のものが多いので、それと比較すると分厚い作りです。まあシブイチツールなのでそれでも3/8sqと比べれば小さいのですけどね。

あまりにも狭い箇所には別のラチェットを使ったほうがいいかもしれませんが、これはこれでヘッド部の重さがありがたい場面なんかもあったりします。

ヘッド幅25.7mm(実測)

ヘッド部の横幅は25.7mmでした。

ヘッド部横幅25.7mm
仕方ないけどヘッド部は広い

筆者の中で比較している対象がコーケンのZ-EALだったりネプロスだったりしているせいで感覚が狂ってますが、これでも十分コンパクトな作りだということは忘れないでおきたい。

ちなみに現在TONEのラチェットではコンパクトヘッドタイプのものも発売されています。筆者も手元に置きたいので購入予定です。

歯数は72ギア、送り角5°のプッシュリリース式

差込部はホールド式です。品番「TRH」の「H」はホールドのことです。

他のメーカーではプッシュボタンを押さなくてもソケットを抜くことができたりしますが、TRH20は抜けません。

プッシュリリースボタンあり
72ギアのプッシュリリース式

72ギアのラチェット部は送り角が5°と小さく、振り幅が取れない箇所の整備にも使えます。

一部の例外で90ギアのシブイチラチェットなんかもありますが、基本的にシブイチラチェットのギア数は72ギアが一般的だと思ってます。

重量128g、やや重い

重さの実測値は128gでした。

重さ128g
ズシリとした重さ

昔からのデザインが変わっていないので(細々したマイナーチェンジはあるかもしれませんが)、正直重いです。

長時間の作業に使うと地味に疲労感が溜まるかもしれません。

コスパ良好、ガシガシ遠慮せずに使っていきたいラチェット

ぶっちゃけた話、工具の小型化・軽量化が進んできている現在であえてこのラチェットを選ぶ理由ってのもあまりないです。

なんですが、頻度としてはそう多くないのですが「あえて重い工具を使いたい場面」ってのが年に数回あったりすることと、単純に昔ながらなデザインのシブイチラチェットを工具箱に入れておきたかったって理由で購入しました。

それと、「ちょっとこの作業に高い工具は使いたくないな…!」みたいな場面でも一定以上の品質が担保された工具を使いたいってのもあります。

はっきりと言っちゃえば、安いのに性能は良いから深く考えずにガンガン使える工具ってのが大きい。

空転トルクは重め

TONEのラチェット空転トルクは重めです。

トルクの重さを動画で伝えるのは無茶ですが、雰囲気だけでも感じてもらえれば。

なんとなくバックラッシが大きいかなーという気がしております。ギアを何度も動かしているのはそのせいです。

工具の品質はバッチリ

あくまで個人的な意見ですけど、TONEの工具の品質はKTCとそう変わりません。

KTCで出来てTONEで出来ないってことも思いつきませんし。

それでいてTONEの工具はKTCに比べて1~2割ほど安く売っていることが多いので、コスパは極めて良好ですね。

長めのグリップを生かして使っていきたい

最後にまとめておきます。

TRH20の良いところ
  • KTCと同等の品質でKTCより安く買える
  • 72ギアで送り角が小さいので振り幅が取れない箇所で役立つ
  • 12~14mmのボルト・ナットもグリップが長めなので緩めやすい
TRH20のイマイチなところ
  • 全体的に大ぶりな作り
  • 空転トルクが重い

筆者の主観ではありますが、概ねこのような工具だと感じました。

今後もTONEの工具は買い増しをしていきたいので、様々な比較をしながら工具の紹介をしていければと思います。

ではまた。

コメント

  1. T.Y より:

    最初自転車のロードレーサーのトルク管理にKANONのトルクレンチを買い、それとレバーの倒し方向が同じ(右倒しで締め)の探してTRH30を買ったのが縁でMRH30さらにMRH40とTONEの72ギアの何のギミックもないラチェットハンドルをコンプリートしました。車のバッテリー端子にはTRH20にnepros10㎜六角アクセルペダルにはMRH30にアストロプロダクツの12㎜六角ディープ。ホイールナットにはMRH40にオークションでゲットした21mm六角ディープです。

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