なんでもいいので工具を一つ思い浮かべてみてください。
と言われたら、多くの人がドライバーを真っ先に挙げるのではないでしょうか。
知名度も高く、メカニックの整備だけでなく家庭でのDIYなんかでも使用頻度が高い工具、それがドライバーです。
そんな工具であるドライバーですが、今回紹介するのは筆者が理想的なドライバーであると考えています。
それがこちら
PB SWISS TOOLSのプラスドライバーです。
次の項目から紹介していきます。
PBのスイスグリップドライバーは理想的だと思う理由
長時間握っても疲れにくいグリップ

固すぎず柔らかすぎない、絶妙な硬さのソフトグリップになっています。
適度にクッション性もあるので、長時間の作業をしていても疲労を感じにくい優れたグリップです。
握りやすさも十分、軍手をしていても滑りにくい素晴らしいグリップです。
精度が高い先端加工

WERAのようなレーザーチップ加工はありませんが、基本の加工精度がとても高いのでネジによく食いつきます。
マグネット加工はされていませんが、ある程度ネジを保持できるグリップもあります。
WERAのドライバーがネジ頭にダメージを与えるほどとは言いませんが、ある程度目立つ場所にある平ネジを緩めたりする場合は、PBのドライバーを使った方がユーザーに優しいのかなって気はしますね(自己満レベルですけども)。
PBのドライバーの重さやグリップ経などのデータ
そんな訳で、スケールやノギスを使った実測データを載せていきます。
重量は72.33g(実測)

重すぎても疲れるし、軽すぎても使いづらいのがドライバーです。
正直重さに関しては使う人の主観が大きいのでなんとも言いにくいんですが、筆者的には悪くない重さだと思っています。
先日も集塵機の修理をした際にとんでもない数のビスを緩めましたが、さほど疲労感を覚えずに作業はできました。
グリップの最大部分の経は28.8mm

グリップの一番太い部分が28.8mmでした。
これも使用者の手の大きさによるところが大きいんですけど、筆者の手にはちょうど良い太さですね。
前述した通りグリップの素材がとても良い握り心地なので、使用していて疲れにくい気はします。
PBスイスグリップドライバーは臭くありません
少し整備歴の長いメカニックに「PBのドライバーってどう?」って聞いてみると、おそらく口を揃えて
「PBのドライバー?くせえ!」
と言うのではないでしょうか。
筆者が新人メカニックだった2003年頃は、PBのドライバー=臭いという認識がメカニックの間でありました。グリップから鼻にツンとくる特有の臭いが放たれていたんです。
とはいえそれも昔の話。
そもそも今回紹介しているスイスグリップからは変な臭いはしませんし(若干の工業臭はする)、当時は臭いと言われていたクラシックグリップ・マルチクラフトグリップも改良によってバニラの匂いがするようになっています。
今回はスイスグリップのドライバー紹介記事なので詳しくは触れませんが、クラシックグリップのドライバーも良い工具ですよ。
使い心地・先端の精度ともにトップクラスのドライバー
最後にPB Swiss Toolsのスイスグリップドライバーについてまとめます。
- 長時間作業していても疲れにくいグリップ
- ドライバー先端の精度がシンプルに高い
- 全体的にレベルが高くまとまっている
筆者は2022年現在WERAとPBのドライバーを使い分けていますが、使用頻度はPBの方が多い気がします。
ドライバーを使う作業ってそこまで多くはないですが、だからこそ上質な工具を持っておくのも良いのではないかなぁ
などと考えつつ今回はこの辺で。
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